↓元ネタがわかる人はみんなともだちヽ(´▽`)/


121 :故人ですが・・・ :2005/08/21(日) 14:37:48

「それで、どうなさるか決心はつきました? お父さま」

「優子、私は中立を望んでいる。
だが、もしどうしてもどちらかにつかねばならぬとしたら、
私は綿貫さんの側につく。旧経世会の元領袖としてはそれが・・・」

「お父さま!」
鋭い声と表情で、娘は父親の言葉をさえぎった。

「族議員たちのほとんどが目をそらしている事実があります。
近代国家日本が誕生して以来、
国鉄、たばこ、電電公社・・・いずれも民営化されました。
郵便局―郵政公社だけが、どうしてこれからも例外でありえるでしょう」

「優子・・・おい、優子・・・・・・」

「自民党政権は50年近く続きました。
そのあいだ、郵政族を始めとする族議員は富とポストを欲しいままにしてきました。
これだけやりたい放題やってきたんですもの。
そろそろ幕が下りるとしても、誰を責めることができましょう」

「しかし、だからといって、小泉さんにつくべき理由があるのかね、優子」

「あります」
「どんな?」


122 :故人ですが・・・ :2005/08/21(日) 14:38:22

「理由は4つあります。聞いていただけますか?」

ひとつ。小泉さんは現職総理であり、総理大臣の専権事項として衆議院を解散し、
選挙によって民意を問う、という大義名分を有している。
これに対し、綿貫氏や亀井氏の陣営は、私的感情による反発と業界の利益優先で
私戦をおこなおうとしているに過ぎない。

ふたつ。いずれ大部分の特定郵便局長ら結集する綿貫氏らの組織―大樹は強大であり、
そこに新米議員の自分が参加しても軽く扱われるだけであろう。

みっつ。綿貫氏と亀井氏は一時的に手を結んだだけであって、協力する意思に欠ける。
なによりも、地方の都道府県連党組織を掌握できていないのが致命的である。
これに対し、小泉総理は党本部から地方組織への徹底した指揮系統を機能させている。
途中経過はどうあろうと、最終的な勝敗の行方はおのずと明らかである。

よっつ。小泉総理は2世議員であるが官僚の出身ではなく、
彼の主だった閣僚たちもそうであって、官僚機構に対して互角に渡り合える。
公務員だけで民営化はできない。
それどころか、官僚出身の政治家が神輿として公務員らに担がれた結果、
亀井氏らの陣営において内部汚職や不祥事隠しが生じ、自然崩壊する可能性すらある・・・

「どうでしょう、お父さま」

「・・・優子、お前にまかせよう。
どんな結果になろうと私は悔やまないよ。小渕家のためにお前が犠牲になることはない。
むしろ、小渕家を道具にして、お前の生きる途を拡げることを考えなさい。いいね。」

123 :名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/08/21(日) 14:40:06
おいおい、優子を賢くしすぎ


207 :名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/08/24(水) 00:11:54

「これ以上、自民党同士で無益な戦いはしたくない。
武部くん、彼らに警告をしてみてくれ。
嫌なら党籍を離れるように、除名はしない、と」

「岐阜県連から返答がありました」

「汝は地方の事情をわきまえず、
吾、支援して名誉を全うするの道を知る、
切捨て汚辱にまみえるの道を知らず」

「地方の事情だって?」

こんな奴らがいるから選挙に負けるのだ。
もうまっぴらだ、こんな奴らにかかわるのは。

「武部くん、野田聖子を処分できるか。集中的にそれを狙え!」

284 :名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/08/26(金) 20:48:58

造反議員によって郵政民営化法案が否決されたことを正式に認める
先刻、参議院での法案の造反とそれを裏で操っていた不埒な犯人どもの正体が明らかになった
その犯人は旧体制下にあって政調会長として私服を肥やし続けた亀井静香を首謀者とする旧派閥指導者の一党である
彼奴らは民主党を僭称する売国奴どもの傍らに逃げ込み、不貞にも亡命政党の樹立を宣言した。
私はここに宣告する。
不法かつ卑劣な手段によって党議拘束を無視し、歴史を逆流させ、ひとたび確立させた構造改革を妨害する利権政治家の残党どもは、
その悪行にふさわしい報いを受けることとなろう
彼らと野合し、日本の平和と秩序に不貞な挑戦を企む民主党の野心家たちも同様の運命を免れることはない
誤った選択は正しい懲罰によってこそ矯正されるべきである。罪人に必要なものは交渉でも説得でもない。
彼らにはそれを理解する能力も意思もないのだ。ただ力のみが、彼らの蒙を啓かせるだろう。
今後、どれほど多量の落選者が生まれることになろうとも、責任は、あげて愚劣な誘拐犯と共犯者にあることを銘記せよ


324 :名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/08/29(月) 12:53:47
郵政民営化法案の衆議院通過に、焦りの色を濃くしていた亀井静香が、永岡議員への嫌がらせを命じたことを知った純一郎は、重大な決断を迫られる。次回『永田町英雄伝説』第23話「経世会は倒れた」。日本の歴史がまた一ページ。

616 :名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/09/10(土) 11:49:35
・・・自民党幹事長武部勤は、平和な時代にあっては山崎拓の子分であったにすぎず
しかも必ずしも信任のあつい同士とはみなされてはいなかった。
独自の見識や政策をしめしたことなど一度もなく
自民党と支持団体との間にかたく結ばれた利権のコンベアーベルトから
わずかなおあまりをかすめとるだけの三流の政治業者と目され
彼自身もその評価に甘んじていたのである。
ところが、郵政民営化法案の参院否決以降
定着したかに見えたこの評価が、大規模な修正をしいられるにいたったのだ。

60台のはじめになって、はじめて党要職についた彼だが、難局に立って
10歳以上も若返ったかに見えた。
背筋が伸び、皮膚に光沢がさし、歩調は力強く律動的になった――ひとたび失われた頭髪が
よみがえることはなかったけれども。
「選挙指揮は各地方の議員に任せるとして
我々が決断しなければならないのは造反組にたいし公認するか否かということだ。
つまり党の進むべき方向を決定し、明示し、地方県議を協力させなくさせなくてはならない。
我々がいたずらに混乱し、負うべき責任を回避すれば、事態は地方組織レベルで推移し
無益な混乱のはてに無秩序な瓦解を招くだろう。
それは同時に自由民主党の自殺を意味する。絶対に避けなくてはならない」
造反組の公認を主張する者はひとりもいなかったので、幹事長は議題をうつした。


617 :名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/09/10(土) 11:51:07
「では非公認にするとして、自民党が下野し、野党となるまで造反組と戦うのか。
それとも、政権維持を目的として、なるべく有利な条件がえられるための
政治的環境をととのえる――その技術的な手段として対立候補をたてる事を選択するのか。
そのあたりを確認する必要があると思うが・・・」
他の閣僚たちは困惑の表情をつくって沈黙していたが
彼らの困惑の原因は、事態の深刻さよりもむしろ幹事長の沈着さと明晰さが
彼らの固定観念に非礼な直撃をあびせたことにあっただろう。

平和な時代における武部の存在は、権力機構の薄汚れた底部にひそむ寄生虫でしかなかった。
それが危機にのぞんだとき、彼の内部で死滅していたはずの民主政治家としての精神が
利権政治業者灰の中から力強くはばたいて立ちあがったのである。
そして彼の名は、半世紀の惰眠よりも小泉政権下での覚醒によって後世に記憶されることになる。


692 :名無しさん@そうだ選挙に行こう :2005/09/11(日) 21:14:40

第1話「永遠の夜の中で」

第2話「総裁選」

第3話「小泉政権誕生」

第4話「派閥の残照」

第5話「加藤の乱」

第6話「イラク攻略」

第7話「冷徹なる議会」

第8話「拉致事件」

第9話「マキコの戦い」

第10話「女帝退場」

693 :名無しさん@そうだ選挙に行こう :2005/09/11(日) 21:15:56

第11話「嵐の前」

第12話「弁明書」

第13話「公認なき戦い」

第14話「新党対新党」

第15話「赤坂の密約」

第16話「勇気と忠誠」

第17話「大樹は倒れた」

第18話「誰がための改革」

第19話「運命の前日」

第20話「さらば、遠い日」  ←今ここ

800 :名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/09/12(月) 11:47:51
>>799
まさにミラクル・カン、民主全敗東京25区でただ一人薄氷の勝利

小選挙区 東京18区

確定得票
当 菅 直人 126,716 民主 前 
比当 土屋 正忠 118,879 自民 新 

940 :名無しは無慈悲な夜の女王 :2005/09/13(火) 12:49:27
ウランフもボロディンも帰って来なんだ...

書いた人 田中 : 2005年09月13日 22:29 : ← 景気づけにクリックで投票を!

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「朝7時ごろになって、選挙事務所からふてぶてしい態度で顔を突き出して、あたりを伺い、街宣活動をはじめようとした女の男の前に、満を持していたわが刺客が躍り出た。足がすくんで身動きはおろか声ひとつ立てられない徒輩の眼前で旧態依然たる自民党利権構造の解体を叫び、有権者の喝采のもと、わが刺客の熱弁はとどまることを知らなかった。
 小林、野田、綿貫、亀井らとそれに同調する人民の敵への階級的怒りを込めた数十発のアジテーションは、東京10区の反改革分子を屈辱的落選の海に、深々と沈めたのである。このかん、この徒輩のなしえた事は、私設秘書を動員しての詐称投票という卑劣きわまる工作に過ぎなかった。
 だが、この程度で満足するほどわが怒りは浅くない。われわれは小泉同志に反逆するもの全てを敵対階級とみなし、その殲滅こそを目的意識的に追求するのである」

書いた人 柳川友裕 : 2005年09月16日 19:08

メッセージをどうぞ。




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